株式会社いぐさ

襖の構造とは?各部材の名称や種類をわかりやすく解説

お問い合わせはこちら

襖の構造とは?各部材の名称や種類をわかりやすく解説

襖の構造とは?各部材の名称や種類をわかりやすく解説

2026/10/26

自宅の襖がどの構造で作ら和室の襖は、木製の格子状の骨組みである組子の両面に紙を何重にも貼り重ねて作られています。しかし、内部の構造は製品によって異なり、伝統的な本襖のほかに、段ボールや発泡スチロール、ベニヤ板を使用した現代的な種類も広く普及しています。れているかによって、DIYや専門業者での張り替えが可能か、あるいは新しいものへ交換すべきかが決まります。それぞれの部材の名称や種類、見分け方を把握することで、自宅の襖の状態に合わせた適切なメンテナンス方法が選べるようになります。

襖の構造とは?基本的な仕組みを解説

日本の伝統的な建具である襖は、木製の枠組みや紙、金属部品など複数の素材を組み合わせて作られています。室内の間仕切りや収納の扉として使われており、表から見える部分だけでなく内部の芯材に至るまで緻密な構造になっています。襖の基本的な仕組みを把握すると、自宅の建具の種類や、適切なメンテナンス方法が判断しやすくなります。

 

襖を構成する主な部材

襖は、外側に見える部分と内部を支える部分がそれぞれ異なる役割を持っています。構造を理解するうえで把握しておきたい主要な部材を次の表にまとめました。

 

部材名 主な役割
組子(くみこ) 木材を格子状に組んだ、襖全体の骨組みとなる部分
襖紙(ふすまがみ) 表面を覆う紙であり、部屋の雰囲気を決める装飾の役割を持つ部分
下貼り(したばり) 襖紙の下に何層も重ねて貼られる和紙であり、強度や調湿性を高める部分
縁(ふち) 周囲を囲む木製の枠であり、端の保護や引き手の取り付けを兼ねる部分
引手(ひきて) 開閉する際に指をかける金属製やプラスチック製の金具

 

これらの部材が組み合わさることで、適度な軽さと強度を両立させています。

 

襖の内部はどうなっている?

襖の内部は、表面からは見えない芯材が使われており、製品のグレードや重量を大きく左右する部分です。伝統的な木製の骨組みを活かしたタイプから、現代の住宅に向けて軽量化やコスト削減を重視したボード状の芯材を使うタイプまで、さまざまな仕様が存在します。内部の仕様によって、断熱性や遮音性、さらには経年劣化による反りの発生しやすさなどが異なります。

 

襖の構造を構成する部材

襖は、表面の紙だけでなく、内部の骨組みや周辺のパーツが組み合わさることで形状を保っています。それぞれの部材には独自の役割があり、全体の耐久性や見た目の美しさを左右します。構造を理解することは、適切なメンテナンスや張り替えを行ううえで役立ちます。

 

襖の骨組み(組子)

組子(くみこ)とは、襖の内部にある格子状の骨組みのことです。細い木材を縦横に組み合わせて作られており、襖全体の強度を保ちながら、軽さを維持する役割を持っています。この組子の組み方や密度は襖の種類によって異なり、高級な本襖では職人が手作業で丁寧に組む一方、量産型の襖では簡略化された構造が採用されています。

 

襖紙と下貼り

襖紙は、表面に見える仕上げの紙であり、部屋の印象を大きく左右します。ただし、襖紙を直接骨組みに貼り付けているわけではありません。襖紙の下には「下貼り(したばり)」と呼ばれる何層もの和紙が重ねられています。この下貼りが存在することで、空気の層が生まれ、調湿効果を発揮するとともに、骨組みの歪みを防いで表面を平らに整えることができます。

 

縁と引手

縁(ふち)と引手(ひきて)は、襖の使い勝手と耐久性を高めるための周辺部材です。

 

部材名 主な役割 材質の特徴
縁 襖の周囲を囲み、端の破損を防ぐとともに、立て付けを調整する 主に木製で、黒いカシュー塗りや木目を活かした仕上げがある
引手 襖を開け閉めする際に指をかけるための金具や樹脂製の取っ手 金属製、プラスチック製、木製などがあり、部屋の格に合わせて選ばれる

 

縁は、温度や湿度の変化による襖の反りを抑える働きも担っています。引手は中心よりやや下に取り付けられることが多く、手の力が伝わりやすい高さに配慮されています。

 

襖の構造による種類の違い

襖はその内部構造や素材によっていくつかの種類に分かれており、それぞれ耐久性や価格、適した用途が異なります。自宅の建具がどのタイプに該当するかを把握することで、適切なメンテナンスや張り替え方法を選択できるようになります。

 

本襖・組子襖

本襖は伝統的な工法で作られる高級な襖であり、社寺仏閣や和風建築の格式高い部屋で多く採用されています。木製の組子を格子状に組んだ骨組みの両面に何層もの下貼りを施し、その上から襖紙を貼り上げて仕上げる点が特徴です。

 

内部が空洞になっていることで優れた調湿性と軽さを実現している反面、製造や張り替えに高度な職人技が求められるため、他の種類と比較して費用が高くなる傾向があります。経年劣化によって木枠が歪んだ場合でも、骨組み自体を活かして下貼りからやり直すことで長期間使い続けることが可能です。

 

チップボール襖・段ボール襖

チップボール襖や段ボール襖は、現代の住宅や一般的なマンションの和室で広く普及している量産型の襖です。職人が木を組む手間を省き、工業製品として効率よく生産できるため、コストパフォーマンスに優れています。

それぞれの特徴や違いは以下の通りです。

 

種類 内部構造の特徴 主なメリット
チップボール襖 再生紙を圧縮した厚手の板状の紙(チップボール)を芯材に使用する 平滑性が高く丈夫で、安価でありながらしっかりとした質感がある
段ボール襖 波状に加工した紙を何層にも重ねた構造の段ボールを芯材に使用する 非常に軽量で扱いやすく、製造コストを最も低く抑えられる

 

これらの種類は、気密性が高い現代の住宅環境において反りや歪みが発生しにくいという利点を持っています。一方で、本襖のような調湿性は期待できず、芯材に水分が浸透すると強度が著しく低下するため、水濡れには十分な注意が必要です。

 

ベニヤ襖

ベニヤ襖は、木製の骨組みの両面に薄い合板(ベニヤ板)を貼り付けて作られる建具です。高い強度と耐衝撃性を持っているため、子供部屋やペットを飼っている家庭、あるいは賃貸住宅などで多く採用されています。

表面が硬い木材で覆われていることから、物がぶつかって穴が空きにくいという優れた耐久性を備えています。

 

その反面、重量が重くなるため開閉時に身体への負担がかかりやすく、構造上、従来の糊を使った襖紙の直接貼りが難しいため、アイロン接着式の紙を使用するか、ベニヤ板の下地調整を行う専門的な張り替え作業が必要となります。

 

襖の構造によって張り替え方法は変わる?

襖をメンテナンスする際、襖の内部構造や使われている素材によって、適切な張り替え方法や施工の難易度が大きく変わります。構造に適していない方法で作業を進めると、下地が傷んだり仕上がりが悪くなったりするため、事前に見極めることが大切です。

 

張り替えで対応できるケース

伝統的な本襖や組子襖のように木製の骨組みがしっかりしている構造であれば、表の襖紙だけでなく何重にも重ねられた下貼りまで剥がして、ゼロから新しく張り替える本格的な施工が可能です。また、下地に大きな歪みや湿気による腐食がない場合も、既存の枠を活かして表面の紙を貼り替えるだけで美しさを取り戻せます。

一般的な家庭で見られる主な襖の構造と、それぞれの張り替えにおける特徴は次の通りです。

 

襖の種類 内部構造の特徴 張り替え時の注意点
本襖(組子襖) 木製の組子骨組みに何層もの下貼りを施している 下貼りから剥がす本格的な張替えが可能で耐久性が高い
チップボール襖 木質繊維を固めたボードを芯材にしている 水分による歪みに注意が必要だが張替えることは可能
段ボール襖 特殊な強化段ボールを芯材にしている 水分を含む糊を使うと段ボールがふやけるため専用の接着剤が必要
ベニヤ襖 合板を下地として使用している 表面がフラットで糊のつきがよいため比較的作業しやすい

 

新調したほうがよいケース

芯材に段ボールや発泡プラスチックなどが使われている現代の軽量な襖で、経年劣化や水分によって内部がたわんでいる場合は、表面の紙だけを替えても根本的な解決にはなりません。表面の襖紙を剥がす作業の段階で下地ごと破れてしまうリスクもあるため、無理に張り替えるよりも襖ごと新しいものに交換したほうが確実です。

 

さらに、木枠が完全に歪んでしまっている場合や、湿気によって下地自体が腐食している場合も、構造的な強度を維持するために本体を丸ごと新調することが推奨されます。

 

襖の構造に関するよくある質問

 

襖の中には何が入っている?

襖の内部は、構造の種類によって異なります。本格的な本襖では、木材を格子状に組んだ組子の空間がそのまま活かされており、現代の量産型であるダンボール襖や発泡プラスチック入りの襖では、それぞれの芯材が隙間なく詰められています。そのため、叩いた時の感触や重量感に違いが生じます。

 

襖は何年くらい使える?

襖の寿命は、使用する環境や内部の構造によって大きく左右されます。一般的な目安として、表面の襖紙や下貼りは5年から10年程度で黄ばみや破れが生じるため張り替えが必要になりますが、骨組み自体は適切な湿度管理を行っていれば20年以上使い続けることが可能です。ただし、湿気が多い場所では芯材の劣化が早まるため注意が必要です。

 

古い襖でも張り替えできる?

古い襖であっても、骨組みである組子や枠にゆがみや破損がなければ、表面の紙を剥がして新しいものを貼り直すことで綺麗に蘇らせることができます。ただし、内部の芯材にカビが発生している場合や、チップボールやダンボールが湿気でふやけて強度を失っている場合は、張り替えではなく新しい襖への交換が必要になります。

襖の種類ごとの耐用年数やメンテナンスの可否を以下の表にまとめました。

 

襖の種類 主な内部構造 張り替えの可否 寿命の目安
本襖・組子襖 木の組子と和紙の下貼り 何度でも可能 20年以上(骨組み)
段ボール襖 紙製ダンボールコア 表面のみ可能 10年程度
ベニヤ襖 ベニヤ板と木枠 表面の状態による 10年から15年

 

襖の構造を理解して適切な張り替えを

和室の美しさを保ち、快適な空間を維持するためには、襖の状態に合わせた適切なメンテナンスが欠かせません。これまでに解説した通り、襖には本襖や発泡スチロール芯材を使った現代的なものまで、さまざまな種類が存在します。それぞれの仕組みを知ることは、自宅の建具がメンテナンスに対応できる状態かを見極める重要な判断基準となります。

 

例えば、伝統的な本襖であれば、骨組みを活かした重ね貼りが何度も可能です。一方で、軽量化された段ボール襖やベニヤ襖の場合、芯材の劣化や歪みが発生すると、表面の紙だけを新しくしても根本的な解決にはつながりません。構造ごとの特性を把握しておけば、無駄なコストをかけずに最適な方法を選択できます。

襖のメンテナンスを検討する際は、以下の比較表を参考に自宅の建具がどの状態に該当するかを確認してください。

 

襖の構造 主な特徴 適したメンテナンス
本襖・組子襖 木製の組子骨があり、職人の手作業で修理や重ね貼りが何度も可能 張り替え
チップボール襖・段ボール襖 紙のハニカム構造や段ボールを芯材にしており、軽量で安価 新調(状態により張り替え)
ベニヤ襖 合板を使用しており頑丈だが、水分を含むと反りやすい 新調

 

自宅の襖がどのような内部構造をしているか分からない場合や、枠の歪みや建付けの悪さが目立つ場合は、無理にDIYで直そうとせず専門業者に相談することをおすすめします。構造の違いを正しく理解し、状態に応じた適切な対処法を選ぶことが、住まいの美観と機能性を長く守る近道となります。

----------------------------------------------------------------------
たたみ・ふすま張替えネット
愛媛県西条市ひうち3-39
電話番号 : 0120-5757-65


愛媛で満足いただける襖交換

----------------------------------------------------------------------

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。