網戸のたるみの直し方|原因と簡単な補修方法・業者依頼の目安
2026/05/13
網戸のたるみは、見た目の問題だけでなく、虫の侵入や網戸本来の機能低下にもつながり、多くの方がお困りではないでしょうか。実は、網戸がたるむ原因は、網戸ネットの劣化やゴムパッキンの緩み、フレームの歪みなど多岐にわたり、原因によって適切な対処法が異なります。
この記事では、網戸のたるみの主な原因を解説し、ご自身でできる簡単な補修方法から、本格的な網戸ネットの張り替え手順、さらには業者に依頼すべき判断基準や費用相場まで、ご紹介します。
網戸がたるむ原因とは?
網戸のたるみは、見た目の問題だけでなく、虫の侵入や開閉時の不具合にもつながるため、早めの対処が大切です。しかし、修理方法を考える前に、なぜ網戸がたるんでしまうのか、その根本的な原因を理解することが重要です。主な原因は以下の3つが考えられます。
網戸ネットの劣化・紫外線による伸び
網戸ネットの素材は、主にポリプロピレンやポリエステルといった合成樹脂でできています。これらの素材は、屋外で常に太陽光(紫外線)にさらされることで、徐々に劣化が進行します。紫外線は素材の分子構造を破壊し、ネットの弾力性を失わせ、硬化させてしまう主な原因となります。
特に、直射日光が長時間当たる場所の網戸は、劣化が早く進む傾向にあります。硬化したネットは伸縮性がなくなり、自身の重みや風圧、さらには日常の開閉による負荷によって、下方向や横方向に伸びてたるみが生じやすくなります。このような劣化は、網戸ネットの寿命を縮めることにもつながります。
ゴムパッキンや押さえゴムの緩み
網戸ネットは、フレームの溝に「押さえゴム(ビード)」と呼ばれるゴムパッキンを押し込むことで、しっかりと固定されています。この押さえゴムも、長年の使用や紫外線、温度変化といった環境要因により、徐々に硬くなったり、弾力性を失ったりすることがあります。
ゴムが劣化すると、フレームの溝から外れやすくなったり、網戸ネットをしっかり押さえつけられなくなったりします。その結果、ネットが緩んでたるんでしまうことがあります。特に、網戸の開閉時に振動が加わることで、押さえゴムの緩みが進行し、ネットの固定力が低下するケースも少なくありません。
フレームの歪みや経年劣化
網戸のフレームは一般的にアルミ製ですが、長年の使用や外部からの衝撃によって歪みが生じることがあります。例えば、網戸の開閉を乱暴に行ったり、強風で煽られたりすると、フレームが少しずつ変形してしまうことがあります。
フレームが歪むと、網戸ネットを均一に張ることが難しくなり、部分的にたるみが生じたり、全体的に緩んだりする原因となります。また、フレーム自体の経年劣化によって接合部分が弱まり、全体の剛性が低下することも、網戸ネットのたるみに間接的に影響を及ぼすことがあります。
フレームに大きな歪みがある場合は、ネットだけを張り替えても、たるみが解消されないことがあります。
網戸のたるみの直し方|自分でできる簡単な修理方法
網戸のたるみは、軽度であればご自身で修理することが可能です。ここでは、特別な工具がなくてもできる簡単な補修方法から、少し手間はかかるものの根本的な解決に繋がる張り替えまで、具体的な手順を解説します。
押さえゴムを締め直して張りを戻す方法
網戸のたるみが比較的軽度で、ネット自体に破れや大きな劣化が見られない場合は、押さえゴムの緩みが原因である可能性が高いです。この場合、押さえゴムを締め直すことでたるみを解消できることがあります。
【必要な道具】
| 道具名 | 備考 |
|---|---|
| マイナスドライバーまたは網戸外し工具 | 古い押さえゴムを外す際に使用します。 |
| 網戸張り替え用ローラー | 新しい押さえゴムを溝にしっかりと押し込むために使用します。 |
| カッターナイフ | 余分な網戸ネットを切り取る際に使用します。 |
| 新しい押さえゴム(必要に応じて) | 既存のゴムが劣化している場合や、よりしっかりと固定したい場合に用意します。 |
【手順】
網戸をサッシから外す
作業しやすいように、まずは網戸をサッシから取り外します。
古い押さえゴムを一部外す
たるんでいる部分の近くから、マイナスドライバーなどを使って押さえゴムを少しだけ持ち上げ、溝から外します。完全に全て外す必要はありません。
網戸ネットを引っ張りながらゴムをはめ直す
外した部分から、たるんでいる網戸ネットを均等に、かつ強く引っ張りながら、網戸張り替え用ローラーを使って押さえゴムを再び溝に押し込んでいきます。
全体を調整する
たるみが解消されるまで、少しずつゴムを外し、ネットを引っ張りながらはめ直す作業を繰り返します。特に四隅はたるみやすいので注意深く行いましょう。
余分なネットを切り取る(必要な場合)
もしネットが大きく余ってしまった場合は、カッターナイフで丁寧に切り取ります。
この方法は、ネットがまだしっかりしており、ゴムの緩みが主な原因である場合に有効です。ネットがすでに伸びきっている、または劣化している場合は、次の張り替え方法をご検討ください。
網戸ネットの張り替え手順
網戸ネット自体が紫外線などで劣化して伸びてしまっている場合や、破れてしまっている場合は、ネットを新しいものに張り替えるのが最も効果的な修理方法です。DIYでも十分に実施可能です。
【必要な道具】
| 道具名 | 備考 |
|---|---|
| 新しい網戸ネット | フレームのサイズに合ったものを選びましょう。メッシュの細かさや素材(防虫、花粉対策、ペット用など)も考慮します。 |
| 新しい押さえゴム | 既存のフレームの溝に合った太さのものを用意します。通常、古いゴムは劣化しているため、ネットと同時に交換するのがおすすめです。 |
| 網戸張り替え用ローラー | 押さえゴムを溝にしっかりと押し込むために必須の道具です。 |
| カッターナイフ | 余分な網戸ネットを切り取る際に使用します。 |
| マイナスドライバーまたは網戸外し工具 | 古い押さえゴムを外す際に使用します。 |
| ハサミ | 新しいネットの仮切りなどに使用します。 |
【手順】
①網戸をサッシから外す
安全に作業するため、網戸は必ずサッシから取り外して、平らな場所に置きます。
②古い押さえゴムとネットを取り除く
マイナスドライバーなどで古い押さえゴムの端を持ち上げ、溝から全て引き抜きます。その後、古い網戸ネットも取り除きます。
③フレームの溝を清掃する
フレームの溝にゴミやホコリが溜まっていると、新しい押さえゴムがしっかりはまらない原因になります。ブラシなどで綺麗に掃除しましょう。
④新しい網戸ネットを広げる
網戸フレームの上に新しいネットを広げます。フレームより四方5cm程度大きく広がるように配置し、たるみやシワがないか確認します。
⑤押さえゴムをはめ込む(仮固定)
まず、網戸フレームの長辺の一方から、新しい押さえゴムをローラーで溝に押し込んでいきます。この際、ネットを少し引っ張りながら作業を進めると、たるみにくくなります。
⑥対角線上の辺を固定する
次に、最初にはめ込んだ辺の対角線上にある辺に押さえゴムをはめ込みます。ネットを均等に強く引っ張りながら、ローラーでしっかりと押し込みます。この工程でネットの張りが決まりますので、慎重に行いましょう。
⑦残りの辺を固定する
残りの2辺も同様に、ネットを引っ張りながら押さえゴムをはめ込んでいきます。全体が均一に張られているか、シワがないかを確認しながら作業を進めてください。
⑧余分なネットを切り取る
全ての押さえゴムがはめ込まれたら、押さえゴムの外側に出ている余分な網戸ネットをカッターナイフで丁寧に切り取ります。カッターの刃をフレームに沿わせるようにすると綺麗に仕上がります。
ポイントは、ネットを均等に引っ張りながらゴムをはめ込むことです。一箇所だけ強く引っ張りすぎると、他の部分がたるんだり、シワになったりする原因となります。初めての方は、焦らずゆっくりと作業を進めることをおすすめします。
ドライヤーや熱を使った応急処置は効果ある?
「ドライヤーの熱で網戸のたるみが直る」という話を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。この方法は、一時的な応急処置として効果が期待できる場合がありますが、根本的な解決にはなりません。
網戸ネットの多くは、ポリプロピレンやポリエステルといった合成樹脂でできています。これらの素材は、熱を加えることでわずかに収縮する性質を持っています。この性質を利用して、たるんだ部分に熱を加えることで、ネットが収縮し、一時的にたるみが目立たなくなることがあります。
【方法】
ドライヤーを使用する場合は、以下の点に注意して行いましょう。
①ドライヤーの温風を、たるんでいる部分に約10cm~20cm程度離して当てます。
②一箇所に集中して熱を当てすぎず、左右に動かしながら均等に温めます。
③ネットの様子を見ながら、ゆっくりと慎重に作業を進めます。
ただし、この方法はあくまで応急処置であり、以下のような限界や注意点があります。
効果は一時的: 熱による収縮は永続的ではありません。時間が経つと再びたるんでくることが多いです。
ネットの劣化を早める可能性: 熱を加えすぎると、ネットが溶けたり、硬化して脆くなったりする可能性があります。特に、すでに紫外線などで劣化が進んでいるネットには逆効果になることもあります。
根本的な解決ではない: ネット自体の劣化(伸びきりや素材の硬化)が原因である場合、この方法では根本的な解決にはなりません。
そのため、ドライヤーを使った方法は、「一時的に目立たなくしたい」「すぐに張り替えができない」といった場合の最終手段として検討し、本格的な修理が必要な場合は、押さえゴムの締め直しやネットの張り替えを行うことをおすすめします。
網戸のたるみは自分で直すべき?業者に依頼すべきケース
網戸のたるみは、軽度であればご自身で修理が可能ですが、症状によっては専門業者への依頼が賢明な場合もあります。この章では、ご自身で対応できるケースと、プロの業者に任せるべきケースの判断基準、そして業者に依頼する際の費用相場とポイントについて詳しく解説します。
DIYで対応できる軽度のたるみとは
網戸のたるみが軽度であれば、ご自身で修理を試みることで費用を抑え、手軽に解決できる可能性があります。
部分的なたるみや緩み:網戸ネット全体ではなく、一部の箇所がたるんでいる場合や、押さえゴムが部分的に緩んでいる場合は、ご自身での修正が可能です。
小さな穴や破れ:直径数センチ程度の小さな穴や破れであれば、専用の補修テープや補修シートで一時的に対応できます。ただし、見た目の美しさや耐久性を求める場合は、張り替えがおすすめです。
押さえゴムの軽微な劣化:押さえゴムが部分的に硬くなっているものの、まだ弾力性が残っている場合は、締め直しによってたるみを解消できることがあります。
これらの症状は、ドライバーや網戸ローラーといった基本的な道具があれば対応できるケースが多いです。網戸ネット全体が健全で、たるみが部分的な場合に限り、ご自身での修理を検討してみましょう。
張り替え業者に依頼した方が良い症状
以下のような症状が見られる場合は、無理にご自身で修理しようとせず、専門の張り替え業者に依頼することをおすすめします。プロに任せることで、確実な仕上がりと長期的な安心を得られます。
網戸ネットの広範囲な破れや劣化:紫外線や経年劣化により、網戸ネット全体が脆くなっていたり、広範囲にわたって破れていたりする場合は、部分的な補修では対応しきれません。
フレームの歪みや破損:網戸のフレーム自体が歪んでいたり、破損していたりすると、ネットを張り替えてもたるみが再発したり、網戸の開閉に支障が出たりする可能性があります。
特殊な網戸の種類:ペット対応網戸、花粉対策網戸、遮熱網戸など、特殊な機能を持つ網戸や、大型の網戸、高所に設置された網戸などは、専門的な知識と技術、専用の道具が必要となるため、業者への依頼が安全で確実です。
自分で修理する自信がない場合:網戸の張り替え作業に不慣れで、きれいに仕上げる自信がない場合や、作業に不安を感じる場合は、最初からプロに任せた方が良いでしょう。
安全面や仕上がりの品質を重視する場合、また網戸の寿命を延ばしたい場合は、専門業者への依頼を強くおすすめします。無理なDIYは、かえって費用がかさんだり、網戸の状態を悪化させたりする可能性もあります。
費用相場と依頼時のポイント
網戸の張り替えを業者に依頼する場合、費用は網戸のサイズや種類、使用するネットの素材によって大きく変動します。また、業者によっても料金体系が異なるため、事前にしっかりと確認することが大切です。
【網戸張り替えの費用相場(1枚あたり)】
| 網戸の種類・サイズ | 一般的なネット(ポリエステル、グラスファイバー) | 高機能ネット(ペット用、花粉対策用など) |
|---|---|---|
| 小窓用(〜90cm×90cm程度) | 3,000円〜7,000円 | 5,000円〜10,000円 |
| 腰高窓用(〜90cm×180cm程度) | 5,000円〜10,000円 | 8,000円〜15,000円 |
| 掃き出し窓用(〜120cm×200cm程度) | 8,000円〜15,000円 | 12,000円〜20,000円 |
| 大型・特殊サイズ | 別途見積もり | 別途見積もり |
上記の費用はあくまで目安であり、これに出張費、作業費、古い網戸の処分費などが加算される場合があります。複数の網戸をまとめて依頼すると、割引が適用されるケースもあります。
【業者に依頼する際のポイント】
複数の業者から見積もりを取る:最低でも2〜3社から見積もりを取り、料金だけでなく、サービス内容、使用するネットの種類、保証の有無などを比較検討しましょう。
実績と評判を確認する:業者のウェブサイトで施工事例を確認したり、口コミやレビューを参考にしたりして、信頼できる業者を選びましょう。
保証の有無:施工後にたるみや不具合が発生した場合に、無償で再修理してもらえるかなど、保証期間や内容を確認しておくと安心です。
作業内容と費用の明確化:見積もり内容を細かく確認し、どの作業にどれくらいの費用がかかるのか、不明な点があれば質問して納得した上で依頼しましょう。追加料金が発生する可能性についても事前に確認しておくことが大切です。
納期と対応エリア:希望する納期に対応可能か、ご自宅のエリアが対応範囲内かを確認しましょう。
これらのポイントを踏まえて慎重に業者を選ぶことで、安心して網戸のたるみを解消し、快適な住環境を取り戻すことができます。
網戸のたるみを防ぐメンテナンス方法
網戸のたるみを未然に防ぎ、長期間にわたって快適な状態を保つためには、日頃からの掃除と定期的なチェックが非常に大切です。
掃除と定期チェックの重要性
網戸に付着したホコリや汚れは、通気性を悪くするだけでなく、網戸ネットの素材を劣化させる原因にもなります。特に、網戸の網目に詰まった汚れは、雨水と混ざり合うことで頑固な固着汚れとなり、網戸ネットへの負担を増やしてしまう場合があります。
定期的なお手入れは、網戸の寿命を延ばすことにつながります。また、網戸の状態をこまめに確認することで、たるみや破損の兆候を早期に発見し、軽微なうちに適切な対処を行うことが可能になります。これにより、大規模な修理や張り替えの手間を省くことにもつながるでしょう。
以下に、網戸の掃除と定期チェックのポイントをまとめました。
| 項目 | 内容 | 推奨頻度 |
|---|---|---|
| 軽い汚れの除去 | ブラシや掃除機で表面のホコリを吸い取る、乾いた布で拭く。 | 月1回程度 |
| 頑固な汚れの除去 | 中性洗剤を薄めた液を染み込ませた布で拭き、水拭き後に乾燥させる。 | 年1~2回程度 |
| 網戸ネットの状態確認 | たるみ、破れ、穴がないか、網目が広がっていないかを目視でチェック。 | 季節の変わり目ごと |
| 押さえゴムの状態確認 | ゴムが劣化して硬くなっていないか、緩んでいないかを確認。 | 季節の変わり目ごと |
| フレームの歪み確認 | 網戸全体の開閉がスムーズか、フレームに歪みがないかを確認。 | 年1回程度 |
紫外線対策と長持ちさせるコツ
網戸ネットのたるみや劣化の大きな原因の一つに、紫外線による素材の劣化が挙げられます。特にプラスチック製の網戸ネットは、長期間にわたって紫外線を浴びることで硬化し、弾力性が失われ、最終的には伸びや破れが生じやすくなります。網戸を長持ちさせるためには、この紫外線から網戸ネットを保護する対策が有効です。
効果的な紫外線対策としては、以下の方法が考えられます。
UVカット機能付き網戸ネットの利用:張り替えの際に、紫外線吸収剤が練り込まれたUVカット機能のある網戸ネットを選ぶことで、劣化を遅らせることができます。
遮光シートやシェードの活用:網戸が直射日光に長時間さらされる場所に設置されている場合、日中に遮光シートやオーニング、シェードなどを利用して、網戸に当たる紫外線の量を減らすことが可能です。
定期的な位置の入れ替え:可能であれば、日当たりの良い場所とそうでない場所で網戸を入れ替えることで、一部に集中する紫外線ダメージを分散させることも一つの方法です。
また、網戸を長持ちさせるためには、日頃から網戸に無理な力を加えないように注意することも大切です。開閉時に力を入れすぎたり、物をぶつけたりすることは、フレームの歪みや網戸ネットの破損につながります。優しく扱うことで、網戸全体の寿命を延ばすことができるでしょう。
網戸のたるみの直し方|原因別に対処するのが重要
網戸のたるみは、その根本的な原因を特定することで、最も効果的な対処法が見つかります。軽度のたるみであれば、押さえゴムの締め直しや部分的な補修など、ご自身で簡単に修理できるケースが多くあります。まずは網戸の状態を確認し、原因に応じた適切な方法を試すことが大切です。
一方で、網戸ネット全体の経年劣化やフレームの歪みなど、広範囲にわたる損傷や構造的な問題が原因の場合は、専門の業者に張り替えや修理を依頼するのが賢明です。無理な自己修理はかえって状況を悪化させる可能性もございます。日頃からの丁寧なメンテナンスと定期的なチェックで、たるみの発生を未然に防ぎ、網戸を快適に長くお使いください。
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