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障子 サイズ早わかり一覧表|ふすま・窓・戸襖との違いと標準規格をプロが解説

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障子 サイズ早わかり一覧表|ふすま・窓・戸襖との違いと標準規格をプロが解説

障子 サイズ早わかり一覧表|ふすま・窓・戸襖との違いと標準規格をプロが解説

2025/12/19

障子の交換や新設を検討されている方にとって、そのサイズは非常に重要な要素です。適切な障子を選ぶためには、標準的なサイズや正しい測り方を知ることが不可欠でしょう。この記事では、障子の標準的なサイズを一覧表で分かりやすくまとめ、ご自身の状況に合わせた正確な測り方から、ふすまや窓、戸襖といった他の建具とのサイズの違いまで徹底的に解説します。さらに、既製品とオーダーメイドのどちらを選ぶべきか、そしてサイズ選びで失敗しないためのプロの視点まで網羅的にご紹介しますので、この記事を読めば、障子のサイズに関する疑問が解消され、最適な障子を見つけるための具体的な道筋が見えてくるでしょう。

 

障子のサイズを知る重要性

 

和室の雰囲気を彩る障子ですが、そのサイズは単なる数字ではありません。障子のサイズを正確に把握することは、快適な住空間を維持し、無駄な出費を避ける上で極めて重要です。適切なサイズの障子を選ぶことで、見た目の美しさだけでなく、機能性や耐久性にも大きな影響を与えます。

 

失敗しない障子選びのために

 

障子を新調したり、交換したりする際、サイズの確認を怠ると様々な問題が生じる可能性があります。

 

  • 購入した障子が既存の枠に収まらない:幅や高さが合わず、設置できない、または隙間が生じてしまうことがあります。
  • 開閉がスムーズに行えない:サイズがわずかに違うだけでも、障子の動きが悪くなり、日常の使い勝手が損なわれます。
  • DIYでの設置が困難になる:自分で障子を交換しようとした際に、採寸ミスがあると材料が無駄になったり、作業をやり直す手間が発生したりします。

 

これらの失敗は、時間や労力、そして費用を無駄にするだけでなく、最終的に部屋の印象を損なうことにもつながりかねません。

 

機能性と美観を損なわないために

 

障子は、光を取り入れながらも外部からの視線を遮り、室内の温度や湿度を調整する役割も担っています。適切なサイズでない場合、これらの機能が十分に発揮されません。

 

  • 断熱性や遮光性の低下:隙間が生じると、冬は冷気が入り込み、夏は日差しが強く差し込み、室温の維持が難しくなります。
  • プライバシー保護の不備:サイズが合わないことで隙間ができ、外部からの視線が気になる場合があります。
  • 部屋全体の調和の喪失:障子は和室の重要な要素の一つです。サイズが不適切だと、部屋全体のバランスが崩れ、美観が損なわれてしまいます。

 

障子のサイズは、単に枠に収まるかどうかだけでなく、部屋の快適性や見た目の印象を左右する重要な要素と言えるでしょう。

 

コストを抑え、効率的な交換・設置を実現するために

 

正確なサイズを事前に把握しておくことは、経済的なメリットにもつながります。

 

  • 無駄な出費の防止:サイズ間違いによる買い直しや、専門業者への追加工事依頼といった予期せぬ費用発生を防ぎます。
  • 時間と手間の削減:正しいサイズの障子を一度で選ぶことができれば、再注文や再施工の手間を省き、スムーズに交換・設置を進めることができます。
  • 既製品とオーダーメイドの適切な選択:標準規格のサイズを知ることで、既製品で対応できるか、あるいはオーダーメイドが必要かを判断しやすくなり、予算や納期に応じた最適な選択が可能になります。

 

このように、障子のサイズを正確に知ることは、長期的な視点で見ても、快適な住環境を維持し、経済的な負担を軽減する上で非常に価値のあることです。

 

標準規格の障子サイズ一覧表

 

和室の雰囲気を大きく左右する障子には、日本の住宅事情に合わせて長年培われてきた標準的なサイズが存在します。この標準規格を知ることは、障子の交換や新設を検討する際に非常に重要です。ここでは、障子戸の基本的な幅と高さ、種類ごとの具体的な寸法、そして既製品とオーダーメイドにおけるサイズの違いについて詳しく解説します。

 

障子戸の標準的な幅と高さ

 

障子戸のサイズは、一般的に和室の柱と柱の間の寸法(間口)に合わせて作られています。特に、幅は「間(けん)」、高さは「尺(しゃく)」を基準とすることが多く、現代のメートル法に換算してもその名残が見られます。

 

最も一般的な障子戸の標準的な幅と高さは以下の通りです。ただし、住宅の築年数や地域によって多少の差異があることをご承知おきください。

 

項目 標準的な寸法(mm) 備考
幅(W) 約900~910mm(半間) 柱芯から柱芯までの間口が約910mm(3尺)の場合に多い
高さ(H) 約1800~1820mm(6尺) 一般的な掃き出し窓や履き出し口の高さに準ずる
厚み(T) 約30mm 一般的な建具の厚み

 

上記の寸法はあくまで標準であり、実際の障子のサイズは取り付けられる枠の内寸に合わせて微調整されます。特に、引き違いで2枚以上の障子を設置する場合、それぞれが重なる部分を考慮した幅で製作されます。

 

障子の種類別サイズ

 

障子には用途やデザインによっていくつかの種類があり、それぞれ標準的なサイズが異なります。ここでは代表的な障子の種類と、その標準的なサイズについてご紹介します。

 

障子の種類 主な用途・特徴 標準的な高さ(H) 標準的な幅(W)
掃き出し障子 縁側や庭に面した大きな開口部に設置され、人の出入りが可能。 約1800~1820mm 約900~910mm(1枚あたり)
腰高障子 窓の高さに合わせて下部に腰板が設けられ、外部からの視線を遮りつつ採光も確保。 約1200~1500mm 約900~910mm(1枚あたり)
雪見障子 下部にガラスがはめ込まれており、障子を閉めたままでも外の景色を眺められる。 約1800~1820mm 約900~910mm(1枚あたり)
猫間障子 下部に小窓が設けられ、開閉することで通風やペットの出入りに利用。 約1800~1820mm 約900~910mm(1枚あたり)
地袋・天袋障子 押入れや収納の上部(天袋)や下部(地袋)に設置される小さな障子。 約300~600mm 約900~910mm(1枚あたり)

 

これらの種類は、それぞれ設置される場所の高さや機能に合わせて設計されており、デザインだけでなく実用性も考慮されたサイズとなっています。

 

既製品とオーダーメイドの障子サイズ

 

障子を入手する方法としては、大きく分けて既製品を購入するか、オーダーメイドで製作するかの2通りがあります。それぞれの方法で対応できるサイズに違いがあります。

 

既製品の障子サイズ

 

既製品の障子は、ホームセンターや建材店などで手軽に購入できる点が魅力です。主に上記で解説した標準規格のサイズに合わせて大量生産されており、比較的安価で短納期で入手できます。

 

  • メリット: コストを抑えられる、すぐに手に入る。
  • デメリット: サイズの選択肢が限られるため、既存の枠にぴったり合わない場合がある。特に古い住宅や特殊な間取りの家では、既製品では対応できないことも少なくありません。
  •  

既製品を選ぶ際は、必ず事前に障子を設置する枠の内寸を正確に測り、対応するサイズがあるかを確認することが重要です。

 

オーダーメイドの障子サイズ

 

オーダーメイドの障子は、専門の建具店や工務店に依頼して、一つひとつ丁寧に製作してもらう方法です。既製品では対応できない特殊なサイズや、デザインにこだわりたい場合に選ばれます。

 

  • メリット: どんな寸法の枠にもぴったり合わせられる、デザインや素材を自由に選べる、古い住宅の障子も再現可能。
  • デメリット: 既製品に比べて費用が高くなる傾向がある、製作に時間がかかる。
  •  

特に、既存の障子枠の歪みや傾きがある場合でも、オーダーメイドであればそれらを考慮した上で製作してもらえるため、隙間なくきれいに収めることが可能です。リフォームや新築で障子を設置する際、または既存の障子枠にぴったり合うものが見つからない場合は、オーダーメイドを検討することをおすすめします。

 

障子の正しいサイズの測り方

 

障子を新調したり、古くなった障子を交換したりする際に最も重要なのが、正確なサイズを測ることです。適切な採寸を行わないと、せっかく購入した障子戸が枠に収まらなかったり、逆に隙間ができてしまったりする原因となります。ここでは、障子の幅と高さの測り方、そして採寸時の重要な注意点について詳しく解説します。

 

障子の幅を測るポイント

 

障子の幅を測る際は、障子を設置する「枠の内側」の寸法を正確に把握することが肝心です。既存の障子戸がある場合でも、枠の歪みや建付けの変化を考慮し、必ず枠自体を測るようにしましょう。

障子の幅は、主に以下の2つの方法で測ります。

 

1. 有効開口の幅を測る
鴨居(上枠)と敷居(下枠)の間の、障子が入る部分の内側の幅を測ります。この際、左右だけでなく、上部、中央、下部の3箇所を測り、最も短い寸法を基準とします。これは、枠が平行でない場合に、障子が引っかからないようにするためです。

 

2. 鴨居・敷居の溝の内側の幅を測る
障子戸がはまる溝の「内側の壁から壁まで」の距離を測ります。こちらも、複数箇所を測り、最も短い寸法を採用することが重要です。特に引き違い障子の場合は、複数の障子が重なるため、それぞれの溝の幅を正確に把握する必要があります。

 

一般的に、新しい障子の幅は、この有効開口または溝の内側の幅から、戸の開閉をスムーズにするための「遊び」として数ミリ(2~5mm程度)引いた寸法で作成されます。ただし、これは障子の種類や建具店によって異なるため、注文時に確認することをおすすめします。

 

障子の高さを測るポイント

 

障子の高さを測る際も、幅と同様に枠の内側の寸法を正確に測ることが重要です。特に、敷居や鴨居の溝の深さが影響するため、慎重に採寸しましょう。

障子の高さは、主に以下の方法で測ります。

 

1. 有効開口の高さを測る
鴨居(上枠)の溝の底から、敷居(下枠)の溝の底までの垂直方向の寸法を測ります。この際も、左右の2箇所、可能であれば中央も測り、最も短い寸法を基準とします。枠の歪みや床の傾きを考慮するためです。

 

2. 鴨居・敷居の溝の深さを考慮する
障子戸は、鴨居の溝に差し込み、敷居の溝に落とし込む形で設置されます。そのため、鴨居の溝の深さと敷居の溝の深さを考慮して、障子本体の高さを決定する必要があります。通常、有効開口の高さから、上下の溝に収まる部分の長さを引いた寸法が、障子本体の高さとなります。この「収まる部分の長さ」は、一般的に鴨居側が深く、敷居側が浅くなっていますが、住宅によって異なるため、必ず現物を測ってください。

 

新しい障子の高さは、測った有効開口の高さから、スムーズな開閉と建て込みを可能にするための調整しろ(数ミリ)を引いた寸法で作成されます。この調整しろも、障子の種類や建具店によって異なります。

 

掃き出し障子の場合は、敷居の溝の底から床面までの高さも確認が必要です。障子戸の下端が床に擦れないように、適切なクリアランスを確保します。

 

採寸時の注意点

 

正確な障子サイズを測るためには、いくつかの重要な注意点があります。これらを守ることで、失敗のない障子選びにつながります。

 

複数箇所を測る

 

家の構造は、経年劣化や地震などによって歪みが生じることがあります。そのため、幅は上・中・下の3箇所、高さは左・右・中の3箇所を測りましょう。そして、それぞれの最小値を採用することで、障子戸が引っかからずにスムーズに開閉できるようになります。

 

1mm単位の正確さ

 

障子の採寸は、ミリ単位の正確さが求められます。わずかな誤差でも、障子戸の開閉に支障をきたしたり、隙間が生じたりする原因となります。メジャーや差し金を用いて、慎重に測りましょう。

 

歪みや傾きの確認

 

鴨居や敷居、柱に歪みや傾きがないかを目視で確認することも大切です。特に古い住宅では、建付けが悪くなっているケースも少なくありません。もし大きく歪んでいる場合は、専門業者に相談することをおすすめします。

 

敷居・鴨居の溝の深さ

 

障子戸が収まる溝の深さは、住宅によって異なります。特に鴨居側の溝は、障子を建て込む際に深く差し込む必要があるため、その深さを正確に測っておくことが、障子の高さを決める上で重要です。敷居の溝の深さも同様に確認しましょう。

 

既存障子がある場合の注意点

 

既存の障子戸がある場合でも、古い障子戸の寸法をそのまま新しい障子戸のサイズとしないようにしてください。古い障子戸自体が歪んでいる可能性や、枠の寸法が変化している可能性があるためです。必ず障子戸を外して、枠の内寸を測るようにしましょう。

 

以下の表に、採寸のポイントをまとめました。

 

測定箇所 測定ポイント 注意点
鴨居と敷居の間の有効開口の内寸 上・中・下の3箇所を測り、最も短い寸法を採用。開閉の遊びとして数ミリ引く。
高さ 鴨居の溝の底から敷居の溝の底までの有効開口の内寸 左・右・中の3箇所を測り、最も短い寸法を採用。上下の溝の深さを考慮し、調整しろを引く。
全体 ミリ単位の正確さ メジャーや差し金を使用し、複数回測って確認。
枠の状態 歪みや傾きの有無 目視で確認し、必要に応じて専門家に相談。

 

これらのポイントを押さえることで、障子戸の交換や新調がスムーズに進み、快適な住空間を保つことができます。ご自身での採寸に不安がある場合は、専門の業者に依頼することも選択肢の一つです。

 

ふすま 窓 戸襖とのサイズの違いを徹底比較

 

和室に欠かせない障子ですが、似たような建具としてふすま、そして開口部である窓、さらには戸襖といったものがあります。それぞれ見た目や機能が異なるだけでなく、サイズにも明確な違いが存在します。これらの違いを理解することは、障子のサイズ選びやリフォームを検討する上で非常に重要です。

 

障子とふすまのサイズの違い

 

障子とふすまは、どちらも和室の開口部に設置される引き戸形式の建具ですが、その役割と構造からサイズにも違いがあります。

障子は主に採光や通風を目的とし、和紙を貼ることでやわらかな光を取り入れます。そのため、一般的に窓の開口部に合わせて設置されることが多く、高さは窓の高さに準じます。一方、ふすまは部屋と部屋の間仕切りや、押入れの扉として使われることが多く、光を通さずプライバシーや収納物の目隠しを目的とします。このため、天井から床までの高さいっぱいに設置されることが多く、障子よりも高さがあるのが一般的です。

 

また、幅についても、障子は窓の枚数や間口に合わせて様々なサイズがありますが、ふすまは部屋の間口に合わせて、より広い幅で用いられることもあります。

 

項目 障子 ふすま
主な役割 採光、通風、やわらかな光の取り込み 間仕切り、目隠し、収納扉
一般的な設置場所 縁側、和室の窓際 部屋と部屋の間、押入れ
高さの傾向 窓の高さに合わせるため、ふすまより低いことが多い 天井から床までの高さで、障子より高いことが多い
幅の傾向 窓の間口に合わせる 部屋の間口に合わせる
厚み 比較的薄い 障子より厚みがあるものが多い(本襖、板襖など)

 

障子と窓のサイズの違い

 

障子は窓の内側に設置されることが多いため、両者のサイズには密接な関係があります。しかし、障子と窓は根本的に異なる建具であり、そのサイズ決定の基準も異なります。

 

窓は外部と室内を隔てる開口部であり、採光、通風、眺望、そして断熱・遮音といった機能が求められます。窓のサイズは、建築基準法や住宅の構造、デザイン、そして採光・換気計算に基づいて決定されます。対して障子は、窓から入る光を和らげたり、視線を遮ったり、室内の雰囲気を整えたりする「室内建具」です。そのため、障子のサイズは、窓の開口部の内寸に合わせて製作されるのが一般的です。

 

具体的には、障子を設置する窓の「鴨居(かもい)」と「敷居(しきい)」の間の高さ、そして「方立(ほうだて)」や「柱」の間の幅を正確に測り、その寸法に合わせて障子を製作します。窓自体のサッシのサイズやガラスの寸法とは直接的な関連性は薄く、あくまで障子をはめ込むための「枠の寸法」が重要になります。

 

項目 障子
役割 室内建具(光の調整、目隠し、デザイン) 外部との開口部(採光、通風、断熱、遮音)
サイズ決定の基準 窓の開口部(鴨居・敷居・方立)の内寸 建築基準、構造、デザイン、サッシ規格
主な構成要素 木枠、和紙 サッシ、ガラス
設置位置 窓の内側 壁の開口部

 

障子と戸襖のサイズの違い

 

戸襖(とぶすま)は、片面がふすま、もう片面が洋室に合うようなデザイン(板戸や化粧板など)になっている建具を指します。和室と洋室が隣接する空間で、それぞれの部屋の雰囲気を損なわないように工夫されたものです。障子とは役割も構造も大きく異なります。

 

障子が木製の細い組子に和紙を貼った軽量な構造であるのに対し、戸襖は木材の骨組みに板材などを貼り付けて作られており、障子や一般的なふすまよりも厚みと重さがあります。この厚みは、洋室側のデザイン性を高めるためや、遮音性を確保するためにも重要です。

 

サイズに関しても、戸襖は主に和室と洋室の間仕切りとして使われるため、天井から床までの高さがある「丈長(たけなが)」のサイズが一般的です。これはふすまと共通する部分ですが、戸襖の方がより堅牢な構造であるため、厚みがある分、開口部の寸法に合わせた調整が必要になる場合があります。障子のように窓の高さに合わせることはほとんどありません。

 

項目 障子 戸襖
主な役割 採光、通風、光の調整 和室と洋室の間仕切り
構造 木組に和紙貼り、軽量 木骨に板材など貼り付け、厚みと重さがある
高さの傾向 窓の高さに合わせる 天井から床までの高さが一般的
厚み 薄い 障子や一般的なふすまより厚い
デザイン 和紙と組子 片面が和風、もう片面が洋風

 

各建具の用途とサイズの関係

 

障子、ふすま、窓、戸襖はそれぞれ異なる用途を持ち、その用途がサイズに大きく影響を与えています。

 

  • 障子「採光」と「通風」が主な目的であるため、窓の開口部に合わせて、光を効率的に取り入れられるサイズが選ばれます。高さは窓の高さ、幅は窓の間口に合わせて調整されるのが基本です。
  • ふすま「間仕切り」や「目隠し」が主な目的です。部屋を完全に仕切るため、天井から床までの高さがあるものが多く、幅も部屋の間口に合わせて広めに作られることがあります。
  • 「外部との境界」であり、「採光」「通風」「眺望」を確保する役割があります。そのため、建築基準法で定められた採光・換気面積を満たすサイズや、住宅の構造上可能な最大の開口部サイズが選ばれることが多いです。
  • 戸襖「和洋折衷の間仕切り」として、和室と洋室の雰囲気を両立させる役割を担います。部屋を仕切る機能が重視されるため、ふすまと同様に天井から床までの高さが一般的で、厚みも考慮されたサイズとなります。

 

このように、それぞれの建具が持つ機能や設置場所によって、最適なサイズが異なってきます。既存の障子を交換する場合や、新しく障子を設置する際には、これらの建具との関係性を理解し、適切なサイズを選ぶことが重要です。

 

障子のサイズ選びで失敗しないためのポイント

 

障子のサイズ選びは、見た目の美しさだけでなく、機能性や耐久性にも直結する重要な工程です。ここでは、障子のサイズ選びで後悔しないための具体的なポイントを、プロの視点から詳しく解説します。

 

既存の枠に合わせる障子の選び方

 

現在ご使用中の障子を交換する場合、既存の枠にぴったりのサイズを選ぶことが最も一般的です。この際、現在の障子の正確な採寸が何よりも重要となります。

 

まず、障子の幅と高さを測りますが、ただ漠然と測るのではなく、障子本体の「有効寸法」を測ることを意識してください。有効寸法とは、実際に枠にはめ込まれる部分の寸法を指します。障子戸が複数枚ある場合は、すべての障子戸を測り、それぞれの寸法を記録しておきましょう。特に引き違い障子の場合、左右で若干の寸法差があることも珍しくありません。

 

次に、障子の厚みも確認します。これは、枠の溝の幅に合うかどうかを判断するために必要です。一般的には約30mm程度が多いですが、古い建具や特殊な障子の場合は異なることがあります。

 

また、障子の種類(例えば、一般的な引き違い障子、片開き障子、猫間障子など)や、障子紙の種類(和紙、強化和紙、プラスチック障子紙など)も、既存の雰囲気を維持したいか、あるいは機能性を向上させたいかによって選び方が変わってきます。既存の枠を活かすことで、コストを抑え、工期も短縮できるというメリットがあります。

 

新規設置やリフォーム時の障子の選び方

 

和室の新築や、リフォームで間取りを変更して新たに障子を設置する場合、あるいは既存の障子枠ごと交換する場合は、設置する開口部の正確な採寸が非常に重要になります。この場合、障子本体のサイズではなく、壁や柱で囲まれた「開口部の内寸」を測るのが基本です。

 

開口部の幅と高さは、複数箇所を測り、最も狭い寸法を基準とします。これは、障子をスムーズに開閉させるために、少し小さめのサイズで製作する必要があるためです。測り方の詳細については、前章「障子の正しいサイズの測り方」を参考にしてください。

 

また、新規設置やリフォームでは、部屋全体のデザインや機能性を考慮して障子を選ぶことができます。例えば、伝統的な組子デザインの障子から、モダンな洋風空間にも馴染むデザイン障子まで、幅広い選択肢があります。障子紙も、断熱性やUVカット効果、破れにくさなどを備えた高機能なものを選ぶことで、快適な室内環境を実現できます。

 

和室だけでなく、洋室に障子を導入することで、光を柔らかく取り込みつつプライバシーを確保できるなど、新たな空間演出も可能です。将来的なメンテナンスや交換のしやすさも考慮し、耐久性の高い素材を選ぶことも、長期的な視点で見ると賢明な選択と言えるでしょう。

 

プロに相談するメリット

 

障子のサイズ選びや設置は、一見単純に見えても専門的な知識と技術を要する作業です。特に、採寸のわずかな誤差が障子の建付け不良や開閉の不具合につながることも少なくありません。このような失敗を避けるために、当社のようなプロのリフォーム業者に相談することには多くのメリットがあります。

 

 

さらに、プロに依頼すれば、障子の製作から取り付け、そしてアフターサービスまで一貫して任せることができます。これにより、DIYでの作業に伴う時間や労力、失敗のリスクを大幅に削減し、安心して理想の障子を手に入れることが可能です。複雑な取り付けや、特殊なサイズの障子が必要な場合でも、プロであれば確実に対応してくれるため、長期的な満足度と安心感を得られるでしょう。

 

まとめ

 

障子のサイズは、単なる数字ではなく、その障子が持つ機能性や美しさを最大限に引き出すために極めて重要な要素です。本記事では、標準的な障子のサイズ一覧から、障子戸の種類別の寸法、さらには既製品とオーダーメイドの選択肢について詳しく解説しました。

 

また、障子の正しい測り方や、ふすま、窓、戸襖といった他の建具とのサイズの違いを比較することで、それぞれの建具が持つ特性や用途の違いを明確にしました。これらの情報を把握することで、ご自身の住宅に最適な障子を選び出すための判断材料となるでしょう。

 

既存の枠に合わせる場合も、新たに設置する場合も、正確なサイズを把握することが失敗しない障子選びの鍵となります。もしサイズ選びに不安を感じる場合は、専門のプロに相談することで、適切なアドバイスやサポートを得ることが可能です。この情報が、皆様の障子選びの一助となれば幸いです。

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